2012年8月28日火曜日

Fitting 実践(Mission で使う Shield 防御のFG 編)

  前回のアップデートで、採掘船に必要な前提スキルレベルが下がったため、買ってみた。
  私はAB(Asteroid Belt:小惑星帯)には行かず、Mission 地の鉱石を地味に掘るのが好きなので(それでも邪魔が入るときは入るけれど)採掘量は多少すくなくても、防御力が高く、なによりAB(After Burner)を装備できる Procurer(リンク先はアップデートの内容を反映していない可能性があります)を購入。
  一般には、ORE Hold(鉱石貯蔵庫)が最も大きい Retriever(リンク先はアップデートの内容を反映していない可能性があります)のほうが人気のようですが、After Burner を装備できない採掘船は、Mission 地での採掘には不向きだと私は考えたので。

  そして、初採掘……。
  ヒマです。
  まさかの棒立ち状態です。
  なので、真雪も乗れるようにと変更したスキルキューを急遽戻しました。



 さて今回は、Shield 防御に適したFGの Fit です。
(Armor 防御に適した FG については、以前の「Mission で使う Armor 防御のFG 編」を参照してください)

 まず、Shield 防御に適した 戦闘FGです。
  Caldari では Merlin、Kestrel。Gallente は Tristan 。Minmatar なら Rifter が特に優秀です。(Amarr には、残念ながら Shield 防御に適したFGは存在しません。あきらめましょう)

[Merlin]
  Merlin は防御と攻撃のバランスが優れた Caldari の Turret 艦です。
  スキルに応じたボーナスは、シールドの属性防御力とタレットのダメージ(以前は最適射程であったが修正された)に特化されています。
  Med Slot 4つは全T1FGでも最高クラスであり、攻守バランスの優れた戦闘艦であるといえるでしょう。
  タレットの技能が未熟なうちは長距離戦で、全体的にスキルアップしたら近距離戦闘でも使えます。

[Kestrel]
  Kestrel は、同じく Caldari の戦闘FGですが、Med Slot は3つしかなく、特筆するほどのものではありません。
  しかし攻撃力においては、他国のいかなる Missile FGに対してもその追随を許さないのがこの艦の最大の特徴です。
  防御においては平凡かもしれませんが、すべてのT1FGで唯一、4つのミサイルランチャが搭載可能です。
  ミサイルでの戦闘で攻撃を重視をするならば、この船をおいて他にはないといえるでしょう。

[Tristan]
  本来、Armor 防御に適しているはずの Gallente 艦ですが、この Tristan に限っては、Shield 防御でも悪くなさそうです。
  また、武装もタレットx2、ランチャx2という構成になっており、Railgun や Missile で育てたスキルがそのまま生かせます。
  スキルに応じた Ship Bonus は、ハイブリッドタレットのダメージとトラッキングに対するもので、Missile は補助武装という扱いになります。
  しかしそれでも Caldari人が Gallente 艦に転向する際には最適な艦船といえるでしょう。
  Light Drone を1機搭載することもできて、申し分ありません。
(ええ! 私も大好きな船ですとも!)

[Rifter]
  Minmatar の攻撃型戦闘艦の先鋭が、この Rifter です。
  スキルに応じたボーナスは、Gallente と同様、攻撃に特化されています。
  Tristan と違うのは、タレットが最大で3つまで装備できることです。
(Tristan は2つが上限)
  このため、ボーナスを最大限に生かしたい場合はタレットを3つ、汎用性を高めたい場合は、タレットとランチャを2つずつ、というような構成にすることも可能です。


  詳細は、EFT や Wiki などでも確認できるでしょう。



  Shield 防御が、Shield Booster(Capacitor を大量消費して Shield を回復する装置)を利用する Active Shield 防御と、Shield の自然回復力を最大限に利用する Passive Shield 防御があることは以前に紹介しています。
(参照:実践。Shield 防御的なサムシング。)

  攻撃と防御の兼ね合いも考えて、順番に装備を構築しなくてはなりません。
  Armor 防御のときは、単純に Low Slot から防御に必須の装備を並べていけばよかったのですが、Shield 防御は、防御と攻撃のバランスをどのように調整してゆくかも大切な項目です。
  過剰なほどの防御であれば、そう簡単に撃墜されることはなくなると思いますが、攻撃能力(そして緊張感やスリル)に乏しく、ともすれば眠くなる Fit ができあがります。
  一方、防御がおろそかでは、複数の敵艦による攻撃に耐えられず、その攻撃能力を発揮することのないまま灰になるかもしれません。


【防御力を追求する】
「1にも2にも防御力を」という場合、個人的には Passive Fit にしてしまうのがよいと思いますが、両方紹介しましょう。
  手順は以下の通り。
 EFTなどを利用した Fitting シミュレートをおすすめします。
  1. Med Slot を Fit する。
    [ハードナスロットの確保]
      とりあえず Shield Hardener をひとつ装備します。
    (敵の属性がわからない場合はとりあえずの全属性、Limited Adaptive Invulnerability Field I など)

    [Active Fit の場合]
     Small Shield Booster を装備します。
     Small C5-L Emergency Shield Overload I(Meta4)がよいでしょう。

    [Active / Passive 共通]
     できるだけ大きなサイズの Shield Extender(おそらく Medium くらい)をできるだけたくさん装備します。
     
  2. Low Slot を Fit する。
    [Active Fit の場合]
     まずは Capacitor Flax Coil を利用して、キャパシタの確保をしましょう。
     CPU消費が高いですが、T2が使えるようになるまでは Beta Reactor Control: Capacitor Flux I(Meta4)がおすすめです。
     おそらくこれを満載しても、キャパシタが一定時間で空っぽになってしまいますので、Shield Booster のスイッチをこまめに On/Off する必要が出てくるでしょう。

    [Passive Fit の場合]
     Shield Power Relay 一択です。可能な限り満載します。
     
  3. High Slot(武装)を Fit する。
     防御を追及しているので、武装はランクダウンせざるを得ません。
     
  4. Rig も含めて調整する。



【バランス型】
  1. Med Slot を Fit する。
    [ハードナスロットの確保]
      とりあえず Shield Hardener をひとつ装備します。
    (敵の属性がわからない場合はとりあえずの全属性、Limited Adaptive Invulnerability Field I など)

    [推進系の設定]
      ABを装備する場合は、先に装備してしまいます。

    [Active Fit の場合]
     Small Shield Booster を装備します。
     Small C5-L Emergency Shield Overload I(Meta4)がよいでしょう。

    [Active / Passive 共通]
     できるだけ大きなサイズの Shield Extender(おそらく Medium くらい)をできるだけたくさん装備します。

  2. High Slot を Fit する。
     通常、遠距離型兵装(Standard Missile Launcher / Rail Gun / Artillery Cannon)をする方が多いと思います。
     ある程度慣れたら、近距離型兵装も試してみてください。
    (Flat Sleeper に入社すれば、無料でFG本体を提供しますよ)(めずらしく求人)
     
  3. Low Slot を Fit する。
     遠距離型兵装は近距離型よりもPGを多く消費する傾向があります。
     Auxiliary Power Controls(PG固定ボーナス)や Power Diagnostic System(PGやキャパシタなどにパーセンテージボーナス)などを装備して、PGを確保してください。
     どうにも調整不能の場合、武装のサイズを落としたり、Rig で対応しましょう。
     
  4. Rig も含めて調整する。
    (Flat Sleeper に入社すれば、無料で Rig を提供しますよ)(求人)


【Sample Fit】
  ここで、サンプル Fit の紹介です。
  基本的なスキルを All 3 で設定したキャラクタによりシミュレートしています。
  また、モジュールについては、できるだけ T1 Meta3 のモジュールを利用しています。

(シミュレートはEFTによりました)

<<< Merlin, Railgun / Defence - Shield Buffer >>>
=== Specification ===
-[offence]-
Ammo : Antimatter Charge S ///--- Antimatter 弾の場合。
///--- タレットによる1秒当たりのダメージ
 DPS 49 ( Turret 49 / Drone 0 ) : ( Volley 164 )
///--- それぞれのタレットの射程とトラッキング
 Range : [150mm] 7.9+6.9 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.084 )
     [125mm]   6+5.8 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.102 )

Ammo : Lead Charge S ///--- Lead 弾の場合。キャパシタ的にも Lead 弾はお得。
 DPS 32.6 ( Turret 32.6 / Drone 0 ) : ( Volley 109 )
 Range : [150mm] 16+6.9 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.084 )
     [125mm] 12+5.8 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.102 )

Ammo : Iron Charge S ///--- 最長射程の Iron 弾。ダメージがひどい。
 DPS 20.4 ( Turret 20.4 / Drone 0 ) : ( Volley 68 )
 Range : [150mm] 25+6.9 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.084 )
     [125mm] 19+5.8 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.102 )
 
-[Defence]-
HP : Shield 3,552 / Armor 403 / Hull 460
Possible Tank DPS ( Shield ) ///--- 耐久可能な1秒当たりのダメージ。
///--- 海賊 Angel の場合。
  for  Angel : 57 (Anti Exp / Kin) : KIN 61.8% / EXP 68.1% 
///--- Sansha の場合、ハードナを変えたほうがよいことがわかる。
  for Sansha : 36 (Anti EM / Therm) : EM 36.3% / THR 49%
///--- 属性値が一定の場合。あくまでも参考値にしかならない。
  Uniform (Anti average) : 45

-[Generator Efficiency]-
Capacitor :
///--- すべてのモジュールを稼動していても安定している。
  Stable at 69% ( All Module Activate )

-[Mobility]-
///--- AB,MWD といった推進系を装備していない。
  Velocity : 357 [m/s]



=== Fitting ===
---[ Low Slot ]---
Micro Auxiliary Power Core I ///--- Shield Extender のため、PGを上げています。
Micro Auxiliary Power Core I
Micro Auxiliary Power Core I

---[ Med Slot ]---
Medium Azeotropic Ward Salubrity I ///--- Shield HP を上げています。
Medium Azeotropic Ward Salubrity I
Medium Azeotropic Ward Salubrity I
///---  属性防御モジュール(リンク先は旧名称の可能性あり)
Limited Adaptive Invulnerability Field I 


---[ High Slot ]---
150mm Compressed Coil Gun I, Antimatter Charge S
150mm Compressed Coil Gun I, Antimatter Charge S
125mm Compressed Coil Gun I, Antimatter Charge S

---[ Rig Slot ]---
///--- Shield Extender のため、PGを上げています。
Small Ancillary Current Router I
Small Ancillary Current Router I
///--- Shield 回復量上昇を補助してくれるのは、これだけです。
Small Core Defense Field Purger I

---[ Drone ]---
/// Unloadable ///


[解説](シールドバッファ型 Merlin)
 バッファ型防御とは、一般に ミッションより PvP で多用される防御形式のひとつです。
 HPを増やせるだけ増やして、撃墜される前に撃墜することを前提としています。
 シールド防御の場合、HPが増えるとそのぶん自然回復量も上がりますので、バッファはただの「削りしろ」というわけでもありません。
 このFitでは、一般的なクルーザ2隻分近いHPがあるので、多少の余裕があると思います。
 さらにバッファを増やす場合は、Shield Rig を Small Core Defense Field Purger I から Small Core Defence Field Extender I にするとよいでしょう。
 敵の攻撃に耐えられない場合は、属性防御モジュールを全属性ではなく、敵の属性に合わせましょう。

 HPの確保を最優先としているため、攻撃は若干手薄です。
 推進系装備を持たないため、高速の敵艦に間を詰められると危険です。
 Lead Charge を装填している場合、最適な攻撃距離は12~16km。
 Keep at Range による操舵の場合、中間値の14kmを基準にしてダメージの具合から距離を調整しましょう。





 さて、上記のFitでは速度に問題があるので、推進系を装備してミッションに挑みたい、という方もいらっしゃるでしょう。
 それでは、After Burner を装備したFitを考えてみましょう。
  1. Med Slot の準備。
     After Burner(リンク先は旧名称の可能性あり。2012/08/29 現在の名称は[ Experimental 1MN Afterburner I ])を装備します。間違ってMWDを装備するととんでもないことになると思います。
    (ご存知の方も多いと思いますが、一般的に「1MN」とあるものは FG、DD に、「10MN」は CL、IDS、BC に適しています)
     続いてハードナを装備します。
     その後、可能な範囲で一番大きな Extender を装備します。
     空きがひとつありますが、これはあとで考えましょう。
     
  2. High Slot の装備。
     Hybrid Turret の長射程射出システムといえば、Rail Gun。
     ここはひとつ、一番大きくてすごそうな Meta4 モジュール、150mm Prototype I Gauss Gun を装備して……と思ったら、ぜんぜんPGが足りなくなってしまいます。それに、ちょっと値段が高いですね。
     ここはひとつ、グレードを下げて 125mm に。また Meta Level も下げて、125mm Compressed Coil Gun I を3門装備してみましょう。
     ええ。やっぱりPGが足りませんね。Shield Extender がかなり負担です。
     
  3. Low Slot での調整。
     ここはおなじみ、Micro Auxiliary Power Core I を利用してPGを上げたいところですが、それをしてしまうと、実は防御がおろそかになってしまいます。
     こんなとき、Shield 防御の強い味方が、Power Diagnostic System です。
     結構なCPUを要求されますが、シールドHPと回復力、キャパシタ容量と回復力をそれぞれ少しずつ上げてくれます。
     とりあえず Meta4 モジュール を満載してみましょう。
     これでも足りないようです。仕方ありません、Rig で調整してみましょう。
     
  4. Rig での調整。
     スキルが成長途中の頃は、よくこのPG不足に悩まされました。
     そのため、Small Ancillary Current Router I は、必須ともいえる Rig でした。
     おっと、ひとつ装備したら、PG要求を満たすことが出来ましたね。
     
  5. Med Slot の最終調整。
     ここで、Med Slot に何を入れるか考えましょう。
     Active Shield にするなら、Small Shield Booster を。
     Passive Shield なら、Shield Recharger を装備して、防御力をさらに上げましょう。
     できれば、それぞれ Meta4 Module(Booster:Small C5-L Emergency Shield Overload I / Recharger:M51 Iterative Shield Regenerator)を装備します。
     
  6. Rig の最終調整。
     最後に、Rig による最終調整です。
     Active Shield ならば、キャパシタの底上げリグ、CCC も有効です。
     汎用性が高くなるのは事実ですが、Passive Shield にする場合や、瞬間的な防御力をさらに高めるならば、Shield HP を増加させる Small Core Defence Field Extender I や、回復力を上げる Small Core Defense Field Purger I を装備するとよいでしょう。

     いずれにしても、Rig は取り外したら壊れてしまうので、選択は慎重に。
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 最終的なFitは以下のようになりました。



<<< Merlin, Railgun / Active Shield - AB Equiped >>>
=== Specification ===
-[offence]- ///--- 攻撃に関するデータは、以前とほとんど変わらない。
Ammo : Antimatter Charge S 
 DPS 47.7 ( Turret 47.7 / Drone 0 ) : ( Volley 131 )
 Range : [125mm]   6+5.8 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.102 )

Ammo : Lead Charge S
 DPS 31.86 ( Turret 31.8 / Drone 0 ) : ( Volley 88 )
 Range : [125mm] 12+5.8 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.102 )

Ammo : Iron Charge S
 DPS 19.9 ( Turret 19.9 / Drone 0 ) : ( Volley 55 )
 Range : [125mm] 19+5.8 (Opt+Fall) ( Tracking : 0.102 )

-[Defence]-
HP : Shield 1,804 / Armor 403 / Hull 460
///--- 耐久可能な1秒当たりのダメージ。
Possible Tank DPS ( Shield )
  for  Angel : (Anti Exp / Kin) : KIN 61.8% / EXP 68.1%
///--- Max は、Shield Booster 可動時。Average はあくまでも参考値。
   Max:84 Average:66
///--- Sansha の場合、ハードナを変えたほうがよい。
  for Sansha : (Anti EM / Therm) : EM 36.3% / THR 49%
   Max:53 Average:42
  Uniform (Anti average) 
   Max:66 Average:52

-[Generator Efficiency]-
Capacitor :
///--- すべてのモジュールをアクティブにすると、1分ほどで枯渇する。
  Lasts 1m 7s ( All Module Activate )
///--- シールドブースタが大食いしている証。
  Stable at 73% ( Deactivate Shield Booster )

-[Mobility]-
///--- AB のおかげで速くなりました。
  Velocity : 357 [m/s] ( Deactivate AB ) / 874 [m/s] ( Activate AB )

 === Fitting ===
---[ Low Slot ]---
Beta Reactor Control: Diagnostic System I
Beta Reactor Control: Diagnostic System I
Beta Reactor Control: Diagnostic System I

---[ Med Slot ]---
Experimental 1MN Afterburner I
Medium Azeotropic Ward Salubrity I
Limited Adaptive Invulnerability Field I
Small C5-L Emergency Shield Overload I(Passive なら:M51 Iterative Shield Regenerator)

---[ High Slot ]---
125mm Compressed Coil Gun I, Antimatter Charge S
125mm Compressed Coil Gun I, Antimatter Charge S
125mm Compressed Coil Gun I, Antimatter Charge S

---[ Rig Slot ]---
Small Ancillary Current Router I
Small Core Defense Field Purger I
Small Core Defense Field Purger I

---[ Drone ]---
/// Unloadable ///



[解説]
 いかにもありがちな感じで無難にまとめたFit。
 Passive にすればキャパシタ管理が非常に容易になります。
 その場合でも Uniform Possible Tank DPS が 41 程度あるので、まずまずの能力を発揮するのではないでしょうか。
 ABを利用して、敵から最適距離(Lead Charge で 12km)を常に保ちながら攻撃することが可能になるでしょう。
 無難すぎて面白くありません。




 さて、次回からは、いくつかの Fit 例をご紹介してゆくことにしましょう。


(なお、のんびりと記事を作成している間にアップデートが入ってしまい、Condor がバランス型ミサイルFGになっていました)

2012年7月23日月曜日

またつまらぬものをかってしまった。

  次元大介です。
  ちがいます。如月つららです。



  マーケットを読み間違えて(ヌーケットと読んでしまった、とか、アーケットに見えた、ということではなく)、いらないものを買い込んでしまった。
  交易をする者なら、一度は経験するのではないだろうか。

  私も先日、何の気なしに Complex 品(探索サイトの奥深くに眠っているロストテクノロジの結晶)のMWDを眺めていた。
  普段使っているのは、そのへんで拾ったT1、Meta レベルが2とか3の安物だ。
  売ってもたいしたお金にならないから、溶かして材料にしたり、新しい艦船を作ったときに組み付けるのに利用している。

  ときどき眺めるのだ。
「ああ、いつかこんな高価なMWDを私も装備する日が来るのかしら」と。



  ところが、コントラクトとマーケットの両方を眺めて、その差額に驚いた。
  800mil 程度の Sell オーダが出ており、買いもそれに近い金額で出ている(ようにそのときは見えた)(気がした)。
  これはマーケットのお話。

  コントラクトは、最安値が 400mil 程度。
  これは、コントラクトで買い付けをして Buy オーダを出しているバイヤに売るだけで 400mil の上がり……。

  ええ。ええ。
  ほくそえみましたとも!(勝手に騙されているとは気が付かずに)

  さっそく、シャトルよりも速度の出る高速仕様のFG(ちなみにT1)に乗り換えて、コントラクトの発行地へ。
  Region に入るや、われ先にとコントラクトを受領し、支払いをしました。

  ……ええ。
  支払っちゃいました。

  結果は先に述べたとおり。
  小数点を読み違えていました。
  買い注文は0が3つ足りなかったんです。

  ああ。
  また無駄なものを買ってしまったんだ。

  どうしよう。
  超高価な不良在庫です。

  5秒考えて自分で使ってみることにしました。
  でも、こわい。
  こんな高価なモジュールを積んで飛ぶのは、やっぱり怖いです。
  私がいるのは Minmatar。
  自由を謳歌する解放の国、と言えば聞こえはいいですが、そこは魑魅魍魎の巣窟、一足裏通りに踏み込んだだけで、何をされるか分かったものではありません。
  先日のように「カルダリ人は国に帰れ!」と Local で叫ぶような血気盛んな人たちが、いつ襲いかかってくるとも限らないわけです。

  私も真雪も Gallente 艦に乗ってるのに。
  ミサイルはあんまり得意じゃないし、ブラスタ使いなのに。
  Caldari そんなに好きじゃないから家出してるのに。
  Minmatar そんなに嫌いじゃないのに。
  そりゃ、以前は Amarr 艦にも乗ってたし、Amarr 人の知り合いには「Minmatar人はちょっと毛の少ない野蛮な家畜だ」と言う人もいるし、「Minmatar の船は竹とベニヤと木工ボンドで出来てる(もちろん火災に弱い)」なんて冗談を言うこともあるけどさ、でもさ、私はそんなこと思ってないしさ(ぶつぶつ)……



  とにかく。
  怖くて使いたくないのは事実ですが、使わなければ売るしかありません。
  800mil で Sell オーダを出して、果たして売れるかどうかもわかりません。(それは高いよ!)

  いつまでも(20秒くらいですが)悩んでいても仕方ないので、装備して、ステーションを出ました。

  高いだけあって、けっこういいものです。
  そりゃあT1モジュールとはケタが違いますよねー、という感じ。

  でも、どうしよう。
  このまま装備していても、ただただ高価な飾りでしかないんですよね。
  もちろん、使い勝手は格段によくなりました。
  すべてのモジュールをアクティブにしていても、キャパシタは安定していますから。

  ただ、MWDって必要なときにスイッチを切り替えるものだと、私は思っています。
  ミッションであれば、大量に被弾する状況においては一気に加速して、すぐにスイッチを切ることが適切です。
  そうしないと、増幅された機体信号サイズのせいで被弾ダメージが格段に上がってしまいます。

  もちろん、増幅される信号サイズも一般品よりは少なくなっていますが、それでも状況に応じて On/Off を切り替える必要は変わらないと思うのです。
  
  After Burner と異なり、Complex 品だからといって、より速くなるわけでもありません。
  Fit を貼って人に見せるときに、ちょっと自慢になるくらいです。

  私にしてみると
「他はいいもの使ってるのに、MWDだけT1……ププ(^m^)」
  というのが茶目っ気があっていいかな、って思うのです。

  やっぱり売ってしまおうか、売るとしたらいくらがいいか、しばらく悩んでみましょうか。


  ちなみに、普段使っているのは、

  Y-T8 Overcharged Hydrocarbon I Microwarpdrive(多分、今は名称が変わっています)
  http://wiki.eveonline.com/en/wiki/Y-T8_Overcharged_Hydrocarbon_I_Microwarpdrive

  今回買ってしまったのは、

  Corelum_A-Type_10MN_MicroWarpdrive
  http://wiki.eveonline.com/en/wiki/Corelum_A-Type_10MN_MicroWarpdrive

  やっぱり、人にFitを見せることを考えると、T1品のほうが、可愛げがあっていいですよ。うん。

2012年7月17日火曜日

HASを開発しながら


  WHからも生還して、Minmatar 拠点でのT2開発/生産を再開した。
  今回は、初のT2CLの開発を行った。
  結果としては、4枚のBPCから開発を行って、HAS一枚が成功した。

  今回開発を行ったのは、Amarr の誇る防御艦 Maller(http://wiki.eveonline.com/en/wiki/Maller)。

  T2開発での選択肢は、
  Warp妨害艦(HID:Heavy Interdictor)Devoter(http://wiki.eveonline.com/en/wiki/Devoter)、
  そして攻撃力を強化した強襲艦(HAS:Heavy Assault Ship)Sacrilege(http://wiki.eveonline.com/en/wiki/Sacrilege)。
  ためしに両方作ってみようと思っている。



  EVElopedia の画像は相変わらず旧来の、愛らしい丸っこいカタチですが、現在のゲーム上のモデルは精悍です。
  また、HAS Sacrilege は Amarr 艦では数少ない Missile 攻撃を得意とする船であることも魅力です。

  HIDは、未だに乗ったことがありません(High Sec で使う船ではなさそうなので)が、HASは大好きな船です。
  とくにこの Sacrilege は、私のHASデビューを果たした船なので、思い入れも深いです。

  以前のPOSTでも、Armor 艦がいかに Exp 属性に弱いかについて、たびたび記述しています。
  特に Amarr 艦乗りにとって、NPC海賊 Angel は、攻撃/防御ともに最悪の相性です。
(Angel は、Exp 属性が弱点で、Exp 属性の攻撃をしてくるのに対して、主なT1 Amarr艦は EM/Therm 属性のレーザが主な武装で、Exp 属性に弱い Armor 防御が中心です)

  T2になると一転、急に Exp 属性に対しての防御力が高くなるのですが、同じ Amarr の HASでも、Zealot(http://wiki.eveonline.com/en/wiki/Zealot)は、当たり前のようにレーザのボーナスしかありません。
  対 Angel で、たびたび船を落としている私としては、Exp 属性で攻撃したかった、というわけです。



  すでに ME(余剰消費資材を軽減する研究)を済ませた BPO を持ち歩き用にコピーしている段階なので、終了次第T1の生産を開始しようかな、と思っています。
  Amarr の HASはミッションの場合、Minmatar で最大の効果を発揮します。
(ただし、NPC海賊 Mercenary には弱い)



  ところで、今回は T2BPCの Max Run について書いてみようかと思います。
  誰にも頼まれていない上、唐突な思いつきなのですが、実際に開発を始めるとそれぞれのBPOをどのように Copy するべきなのか、最初は戸惑うものなのです。
  もちろん、私のように情報なしで実践しながらそれを覚えるのもひとつの方法なのですが……。

  まず、T2開発の初歩である Drone と弾薬について。
  Drone と 弾薬は、デクリプタを使わない場合、MaxRun 10 が上限です。
  このときの MaxRun は、BPC の Run 数に依存しますので、一枚の Copy に設定できる最大数で Copy を作るのが望ましいです。

  これはほとんどのT2モジュールも同様です。
  つまり、ほとんどのT2BPCは、MaxRun の Copy を使用して開発すると、10 Run になります。

  T1生産しか経験したことのない人は、弾薬について(100x10 で 1000発しか作れないの?)と思うかもしれませんが、安心してください。
  T2弾薬は、基本的に 1Run で 5000発生産できます。



  さて、ではT2Ship の BPC はどうでしょうか。
  実は、MaxRun の BPCを利用しても、T2BPCの Run数は 1です。
  固定です。
  1に固定です。
  常に1に固定です。
  どんなに時間をかけて MaxRun の Copy を作っても、1に固定です。

  そのため、開発用の艦船BPCは、1Run で 20枚作ればよいということになります。

  私の Corp では、メンバの方に(スキルなしでも1ロットは使えるので)Copy を依頼することも多いのですが、このときの Run数 の指定は、上記のようにモノによって分ける必要があるというわけです。



  Maller 以外のCLも、まもなく ME が終わるので、順次T2を開発したいなぁ、と思っています。

2012年7月11日水曜日

島は奪われたり奪われなかったり

  結局、奪われたんですけれどね。



  WH生活を少人数で穴居人のごとくエンジョイしていた私たちだったのですが、POSを破壊され、撤退を余儀なくされました。

  ある日、いつものようにログインしたら、POSが Reinforce モードになっていたわけで。
(※Reinforce モードとは、POSなどのシールドが30%を割り、なおかつストロンチウムという資材が保管されている場合にそれを消費して発動する、一定期間の無敵状態をいいます。
  破壊はできなくなりますが、施設のほとんどに対するアクセスもできないので、この間に進退決定やそれに伴う資材搬入出、人員確保を行うことができます。)

「ああ、とうとうこの日が来たか。思ったより早かったな」
  と、しみじみ思いました(遠い目)。
  Reinforce 解除まで48時間ほどあったので、手近な船だけでも回収して帰ろうと思っていました。
  研究しているBPOはこうした危険を考慮して、高くてもCL程度のものだけで、そのまま放置しても問題ありません。
  搬入資材や艦船も、そんなに高価なものは持ち込みませんでした。
  Logistic 艦(シールドやアーマの修復に対して、高い性能を持つ艦船)に乗れるのは、おそらく私を含めても社内では2~3人程度ですから。



  ところが、翌日になってみたら、NACHO の Akira さんをはじめ、数人の方が協力してくださる話になっていました。
  WH在住の、おしゃべりなメンバを詰問した(あんたねー、まさかと思うけど、余計なことをぽろっと話して助力を求めるようなことしたんじゃないでしょうね?)ところ、WHの穴が見当たらないと騒いでいたら話の流れでそうなったらしいです。

  そこまでの危険を冒してまで守るべきかは迷ったのですが、なくなってしまうのは確かに痛手です。
  お言葉に甘えてPOS修理のお手伝いをしていただき、私たちはその護衛をすることになりました。

  Reinforce 解除になるのは日本時間の0時過ぎ。
  私もログインして今まで使う機会もなかった Gallente の Stealth Bomber(通称:死んだ蛾)を搬入しました。

  協力してくださる方を誘導するのは、他のメンバにお願いしました。

-----
  この Stealth Bomber、実はASの使い勝手に気をよくして、がんばってスキルを取ってL3ミッションで使ってみたことがあります。
  EFTでの数値はまずまずだったのです。
  ええ、ええ。
  そりゃひどいものでしたよ。
  お金とスキルに余裕のある方は、ぜひミッションにトライしてみてください。
-----

  順調に Shield は回復、午前3時過ぎの睡魔もおしゃべりしながら乗り切り、むしろ心地よいくらいでした。

  そして、回復もまもなく終わる頃になって、最初のときと同じ襲撃者がやってきました。
  Tengu をはじめとしたT3やらBSやら、複数艦による波状攻撃を仕掛けてくるのですが、こちらは装備も人数も不十分で、応戦することすらろくにできない状況です。

  死んだ蛾の Bomb でダメージを与えても致命傷を与えるには至らず、Naga の超遠距離狙撃も Tengu の防御力の前にはたいしたダメージを与えられません。
  POSに残された武装も破壊され、Offline になっているものを逐次 Online にして時間を稼ぎ、逃げ道の確保を開始しますが、System 内に存在しているWHはすべて Bubble(Warp Disruption Field)によってふさがれています。
  POSになす術もなく閉じ込められた状態になってしまいました。

(※Warp Disruption Field とは、Sec Lv 0.0 以下で使用可能な、ワープ妨害フィールド発生装置のこと。
  妨害強度は100で、実質、一度入ったら逃げる術がなくなってしまいます。
  外見がシャボン玉のように見えることから、Bubble の通称が付いたようですが、その凶暴さと絶望感は計り知れません。)

  ついにはPOSにも Bubble を展開されてしまいました。

  ただ、直前に指示があり、真雪を残して全員POSから離脱することができました。
  真雪は、引き続き Sentry Gun の Online とコントロールを行って、時間を稼ぎます。

  私はその間、脱出ルートの最有力候補である WH の周辺を、ただただ見張っていました。
  Bubble が途切れる隙を狙って、離脱するのが狙いです。

  POSから離脱したメンバは、SS(Safety Spot)を転々としながら、策を練り、あるいは Probing で可能な限り様子を確認しているようでした。



  肉体的にも限界に近い状態で、精神的にも極度の緊張にさらされ、絶望的な時間を長く過ごしました。
  私と真雪以外の人がPOSを離れてSSめぐりを開始してからも、数十分は経過したと思います。

  不意に。
  敵集団が撤退を開始しました。
  Bubble も解除され、POSを攻撃していた敵艦も、次々に去ってゆきます。

  私たちがログオフしたと思ったのか、別の逃げ道から逃げたと勘違いしてくれたのか、とにかく撤退するチャンスが突然めぐってきたのです。

  全艦いっせいに、ついさっきまで Bubble が仕掛けられていたWHへ飛び込み、Lowのゲートからゲートへと飛び続けました。
  POSの Bubble も解除され、真雪も(POSと運命を共にする気はなかったようで)無事にWHを飛び越えることができました。



  最終的にPOSは奪われ、持ち込んでいただいた Logistic 艦(回復特化型の艦船)をはじめ収容資材の多くは失われましたが、BPOをはじめとした回収の容易な資材は無事に回収し、誰一人として Pod を破壊されるようなことはありませんでした。

  協力してくださった NACHO の方には船代をお返しすることさえできない有様になってしまっていて、とても申し訳ない気持ちですが、損失はできるかぎり抑えることができました。
(きっと借りは返すからね!)(襲撃した人たちには返り討ちに遭うと思うので仕返ししないですが)
  なによりPOSの建設から運営、防衛と撤退のオペレーションまでを経験できたことは、本当にスペシャルなことだったと思います。

  もっとも実際の指揮はすべて Akira さんにお任せしっぱなして、私は初めての事態におろおろしっぱなしで指示に従うしかできず、今思えば情けないことこの上ありませんでした。

  この場を借りて(そしてずいぶん期間が空いてしまいましたが)NACHO から協力に駆けつけてくださった3名の方々(あえてお名前は公表いたしませんが、お名前もご恩も決して忘れていません)には、改めてお礼の気持ちを申し上げます。
本当にありがとうございました。
(T2弾薬ならいつでも作って届けますからね!)



  なにより、絶望的な状況下に気圧されて、すっかり諦めはじめていた私に「つららさん、大丈夫だから。ちゃんとみんなを逃げられるようにするから」と励ましてくださって、そのうえ本当に脱出を実現してくださった Akira さん。
  私一人では、あの状況下で諦めることなく、脱出を成功させることは絶対にできなかったと思います。
  あの言葉が、最後まで私を支えてくれました。
  心から、敬意と感謝を表します。
  ありがとうございました。





<後日談>
  WHにあるメンバの Alt が残って再構築の隙を窺っていたのですが、彼はある日あっさり再襲撃に遭い、PODでSSを巡回する羽目に……(笑)。
  ええ、自殺して帰ってきましたよ(^m^)

  その後、FS社のメンバは High Sec での活動に復帰。
  採掘イベントを開催したら、WHのときよりも大きな反響で多くのメンバが参加してくださったりして、主催者に軽く嫉妬しましたw

  私と真雪は、Minmatar の Local で「Caldarian は国に帰れ! ここはお前らの来る場所じゃない!」とか英語で罵られつつも、ミッション業務と残骸回収、それを利用した生産と開発に専念しています。
  以前は雑用しかしていなかった真雪ですが、最近はシールド防御の Myrmidon に乗って、Tank 役をしたりしています。

  POSについては、ちょっと懲りていて、今は何も考えていません。
  Low までちょっと飛べば、MEくらいなら3日待ちの場所もけっこうありますからね。
  誰かが Carrier でも乗るようになったら(あるいは私が作りたくなったら)また挑戦してみようかしら。

2012年6月13日水曜日

Corp 運営のこと。

  WH生活が続いている。
  WHは、いながらにして放浪しているような気持ちになる。

  定常的な外界は存在せず、限られた経路は不安定。
  後ろ盾のないちっぽけなPOSは常に危険にさらされていて、私たちは、自分の船の修理さえ自分自身で行わなくてはならない。

  幸い、私にはT2生産の技術があるけれど、生産施設は設置していない。
  そうした設備投資をするリスクを、今は背負うことができない。

  こんなに寂しくて、こんなに心細い。
  Corp の仲間がいてくれればこそ、まだ私はここに残ることができる。

  しかし果たして、たとえば Corp が解散してしまったら、私はとてもじゃないけれどこんな場所では暮らせないだろう。


  もちろん、一人には馴れている。
  故郷を飛び出したときも独りだったし、所属 Corp で孤立することもあった。

  一人でなんでもできるように、と、製造/開発スキルも学習してきた。
 
 「DDは便利で最高だよね!」と思っていた頃が、まるで大昔のようだ。

 
  WH移住メンバは、あまり多くない。
  もう少し増えたら、POSを増やすか、サイズを変える必要があるだろう。





  たまには Corp 運営のことを書いてみようかと思う。

  もともと私には、集団を統率する能力が乏しい。
  集団を形成する能力も低ければ、集団を維持する能力もない。もちろん気力もない。
  ついでにカリスマ Pod Pilot でもない。
  利益追求集団の運用知識も、実績も、ない。
  好きなことを好き勝手にしているだけで、スキル的にもなんらかの分野に決定的に長けているわけではない。

  プレイヤのIRL(in real life )でも、異性にはモテるが友達は少ないし、集団帰属意識が薄いため、そもそも群れない。

  キャラクタはもちろん、ゲームプレイにもそれは反映されていて、最初の頃は「PC Corp ? メンバになるのも面倒だな」と思っていたものだ。

  実際に入社してみると、結構面倒だった。
  そして、自分が運営する立場になるなんて(面倒すぎて)思いもしなかった。

  Corp 運営は、PvP だと思う。
  Ship 同士の PvP は、結局システムに依存していて、私には PvE と大差ないものとしか感じられない。
  実際に、Fitting System はクライアントに組み込まれているものであって、千差万別のパターンが存在するものの、環境依存に変わりはない。
(ときおり「Mission Running などの PvE はくだらない作業だ」というベテランプレイヤもいらっしゃるが、なんだか微笑ましいな、と思う)

  Corp 運営は、まるまる PvP である。
  Role(役職)管理はもちろん、POS運用などシステム依存の部分はあるし、Corp 財産の運用など、数値相手の作業もごまんとあるけれど、最終的な相手は生きた人間である。

  それぞれに得手不得手があり、好き嫌いがあり、したいこととしたくないことがある。
  考え方も千差万別で、細かい部分での不満が蓄積したり、ふとしたきっかけでの見解の相違から衝突することもあるだろう。
  IRLとのバランスもあり、IRLのちょっとした逃避(あるいは娯楽)でプレイする方には、あまり大きな負荷をかけてしまうわけにはいかないし、本人に自覚がなくとも、それだけの実力のある方であれば相応の役割を負っていただけば、その方のプレイにも深みが生まれる。

(もっとも、私の経験では、したくない役職を押し付けられるのは本当に苦痛なので、これは注意しなくてはならない)

  CEO や、Dir. のこうした作業範囲は、運営を続けるにつれて、多様化し、複雑化する。
  ただの集団だった私の Corp にも、規約が生まれ、役割分担が発生し、NPC Corp に所属していた頃と同じように活動したい(ように思える)メンバやIRLが多忙な(ように思える)メンバには干渉を控え、新しい計画や活動に対して、積極的に応じてくれるメンバには、指示を与えている。

  モニタの上で、彼らの船や財産は、常に数値化される。

  しかし、数値化されないものがこの宇宙ではあまりにも支配的だ。
  マーケットであっても商品の価格は数値だけれど、その需要と供給の根底にある購買者の意向、それを読んで対応しようとするメーカやトレーダの思考は、数値化できない。

  数値化できないもの、言語化できないものを、うまくイメージとしてつかんで、それを形にしてゆくことは大変だけれど、やってみると楽しめることもあるのだと分かった。
  私には、それはとても大きな発見だったと思う。



  まだ、プレイ暦も2年ほどだし、まともな Corp 運営開始(Alt 以外のメンバが Join した状態)から1年も経っていない。
  このゲームで、この程度のプレイ暦がどれほど浅いか、今は痛感している。

  分からないことだらけ、迷うことばかりで、本当に心細いけれど、それを聞いてくれるメンバもいるのだから、それはとても幸せなことだと思う。

2012年6月4日月曜日

WHに棲んでみた。

  眠い目をこすりながら、知り合いが探したというWH(Warm Hole:時空特異点の一種。厳密には違う、とお叱りを受けるだろうが、ブラックホールとホワイトホールのようなものだと思えば分かりやすい)に飛び込んだのは、確か地球時間の5月の終わりごろだっただろうか。
(ちなみに、私はあまり詳しくないのだけれど、ブラックホールは、重力特異点だと思う。またホワイトホールというのは仮説の存在でしかなく、実在を確認された例は存在しないと記憶している)

  とりあえず飛び込んで、何もしない数日を過ごした。
  Probe(Scan Probe:星系内のさまざまな信号を受信するセンサで、これを利用して特異的に生成されたアステロイドベルトを探したり、海賊の基地を探り当てたりする。WHもこれを使って探し当てる)で中を探って、外の様子をうかがい、時間的に崩壊間近なWHをそのままにして外に出るにも出られないままの数日だった。

  1週間ほどして、比較的 High Sec に出やすい場所にWHが開いたので、真雪をWHまで誘導し、迷いながらもPOSを購入、建てた。
  いずれも初めての経験だ。

  そうはいっても、WHは経験がある。
  学校を出て間もない頃、DD に乗るようになってから、Probe で遊んでいたことがある。
  その頃に、WHを発見し、特に何も考えずに入ってしまった。
(今思えば暴挙である)
  入った直後に、そのWHをブックマークせず System 内を散策し(これもすごい暴挙である)、Sleeper にいじめられながらも、なんとか2機くらいは倒し、ふたたび Probe で WHを探り当てて、Low Sec から 学校のある System まで逃げ帰った。遠い思い出である。



  POSは無事に建てられた。
  ご存知の人のほうが多いと思うが、WHの先の System は、完全な治外法権エリアだ。
  警察機構もないし、NPCの運営しているステーションも存在しない。
  買い物もできないし、修理サービスも受けられない。エージェントもいない。
  誰に殺されても文句も言えないような、それは場所だ。
 
  そんな中にあって、POSは、かすかな拠りどころになる。
  設備を整えれば、Fitting することもできるし、資材を置いておくこともできる。
  私のような開発者は、Mobile Labo で、BPOを研究したり、開発したりもできる。
針で刺す程度の威力しかないかもしれないが、防衛設備も整えた。

  そうはいっても警察機構が守ってくれるわけではないので、壊されることを前提にしておく必要がある。
  私たちは、人数も少なく、活動地域もまばらで、対人戦の経験もないわけだから、防衛戦をする意味などないといっていい。
  必要以上の防衛をしない(当然、助力も求めない)ことを前提の運用を考えれば、使い捨てが適当だ、という判断である。

  POSを建てて、数日。
  ソロでサイトを攻略していたところ、Command Ship 2隻、Proteus、Drake の計4隻に囲まれて Ship Kill されました。
  久しぶりのPCによる襲撃は新鮮です。
  船は破壊されましたが、Pod はきちんと逃げました。
  何事も経験です。



  今ではPOSを建てて1週間が経ち、メンバも一人入植した。
  Probing に強い人なので、ほうっておいても心配がない。

  まだ心細いけれど、それでもずいぶん心強い。

  もっとも、宇宙を航行する私たちにとって、最後に頼ることができるのは、自分だけだ。
  心細いこと、さみしいこと、それがデフォルトで、自然な状態なのだと思う。

2012年5月1日火曜日

ブラスタよ永遠に

  最近、DPSが Corp 内で話題になっている。
(といっても、記事作成時の頃のことで、なおかつきわめて狭い範囲のことなのですが(笑))

  Fleet でミッションをしている際に、私の殲滅速度が非常に早いらしいのです。
(もちろん、Fit のことが何も分からなかった頃はそれはひどいDPSでしたので、自分自身が一番それを体感しています)

  DPSとは、Damage/Sec. 秒間当たりのダメージのこと。
  属性防御値を無視した値なので実際のダメージとは大きく異なる場合も多いですが、属性がマッチしていなくても NPC の Hull に対しては、この数値でダメージが入ります。
(なので、Shield と Armor を破るのに非常にてこずった敵が、Hull にダメージが入った途端に蒸発、という場合は、それだけ相手の属性防御値が高く、またそれに合わせた属性攻撃をしていなかった可能性があります)

  私が普段乗っている Proteus は、ブラスタをメインに戦闘することを運命付けられた T3 Ship です(多分)。
(Drone をメインにするスタイルは、スキルの多くが L4 止まりの私には不向きです。)

  ああ、ブラスタでミッションなんてイカれてる、と思っていたあの頃……(遠い目)。



  遠距離狙撃には遠距離狙撃の、Drone ベースの戦闘には Drone 戦闘のセオリィがあるように、ブラスタにはブラスタでのセオリィがあります。
  在りし日のアップデートで逆上的にカッコよくなった Sacrilege(リンク先の下のほうにある、まるっこい画像は、旧バージョンのもの。現在のモデルはもっと精悍です)は、近距離ミサイル艦ですが、これも乗っていて楽しかったなぁ……。

  で、ブラスタでミッションをする際のセオリィなのですが。

  私、ブラスタBSにはほとんど乗ったことがありません。
  ちょっとだけあるにはあるのですが、T3に乗った後だったこともあり「当たらん!」のひと言で、放り出しました(笑)。
  なので、これはFGからBC程度のクラスまでのお話だと思ってください。

  まず、敵を引きます。
  これは Drone ベースの戦闘と一緒です。
  射程距離は短くても、ロックして、撃てば敵はこちらに気がついて、やってきます。
そして、逃げます。逃げながら、Drone を出して、FG や Drone を殲滅します。
(「ブラスタ艦、ダッセー!」とか言わないで><、)

  で、ある程度集団を分散させてからがいよいよブラスタの出番。
  CL以上の艦船を落としてゆきます。
  火力の高く防御の弱いBCは、真っ先に標的にするとよいと思います。
  続いて、防御と火力は高いけれど接近戦には弱いBS、攻守バランスのよいCLのいずれかをターゲットにするわけですが、このあたりはミッションや状況によって、柔軟に対応するとよいと思います。



  今では誰も信じませんが(だから何度でも書きますが)、私、接近戦とか、すごーく怖かったんですよ。
  ブラスタとか、あんなイカれた武器、いったい誰が使うの? ってほんとに思ってたんです。
  まぁ、今は大好きですけどね、ブラスタ。

  諺で言うと「ミイラ取りがミイラになる」?
  それとも「井の中の蛙、大海を知らず」?

  いえ、きっと「恋は思案の外」もしくは「好事門を出でず、悪事千里を行く」、といったところでしょうか。