2014年3月2日日曜日

火薬砲BANZAI-予告編

 戦争になると、私はすぐに逃げる。
 今回、2度も同じ相手から宣戦布告された私は、退避用の会社を設立し、FSに代わりのCEOを用意し、真雪もろとも、そそくさと移籍した。

 手間は掛かるが、HighSecでの交戦が許されるのは戦争が受理された(宣戦布告されて実際に戦争状態に入った)Corpどうしのはずだから、他社への移籍は悪くない選択だと思ったのだ。
 実際、その後に宣戦布告されることも、襲撃を受けることもなかった。

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 EVE Onlineでは、最終的なコンテンツレベルが、どうしてもPvPを含むように設計されているという。
 これはおなじみで、多くの人が言うところだ。
 人が誰でも幸せを探す旅人であるように、よりよい資源、よりよい環境をもとめて、人は宇宙をさまようのだ。

 これだけ宇宙が広いのに、それにもかかわらず、それでも資源は有限なのだ。

 だから、そのエンドレベルのコンテンツにおいて、競争し、対立し、略奪しあうのは必然なのだろう。

 PvPがエキサイティングな経験であることは知っている。
 PvPによって、ゲーム内の経済が活性化することも分かる。
 ゲームデザインの中で、PvPが重要な意味合いを持つことも、エンドレベルコンテンツであることも必然だと思うし、デザイナたちが「PvPをするべきだ」と言い放ち、それをあたかも免罪符のようにして他者に襲撃する人たちがいることも、必然だろう。

 だからなおさら、私はPvPをしたくない。
 もっと精確にいえばPvPを「強制されたくない」。

 冗談交じりに「Kamikaze Corp にしちゃおうか」なんてことを言うことはあるけれど、降りかかる火の粉を払うことさえも、私はできればしたくない。

「それはCCPのゲームデザインにそぐわない」と言われるなら沿わなくて結構。
 私はCCPに遊ばされるのではなく、EVEで遊んでいたい。

「PvPはエキサイティングだ」というのだから、時折(火の粉を振り払う程度に)してみることはあるけれど、やはり肌に合わない。

「すべてのゲームコンテンツを楽しむ上で絶対必要だ」とはいうものの、私は今のプレイに飽きることもなく満足している。

 もちろん自分からしたくなったら私はするだろう。
 けれども、それまでは誰にも(たとえゲームデザイナであろうとも)それを強制されたくないし、されるいわれもないと思っている。

 たしかに売られた喧嘩から背を向けるのは、みっともないかもしれない。
 それでも私は逃げる。

 したくないことを強要されて従うのは、自分でしたいことが分からないのと同じくらいみっともないことだ。
 PvEが好きなことは、PvPを敬遠することは、そんなに恥ずべきことだろうか。
 私はそうは思わない。

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 というわけで、以前のアップデートで強化された Marauderクラスに乗ってみることにした。
(詳細は当該ページで「バッションモジュール」「ヴァーガー」の単語で検索してみてください)
 まさかのT2BSである。

 なぜ「まさか」なのかというと、私はBSのことを「大きくて鈍くさい棺桶」程度にしか認識していなかったからである。スキルも重いし。
 T3CLをはじめ、CL/BCクラスに特化したスキル学習をして暮らしていたので、なおさらBSが苦手だ。

 が、たまたま火薬砲のスキルを Machariel で覚えるうちに、Minmatar と Gallente のBSもL5にしてしまった。

(ちなみに、なんどでも宣言しておきたいが、私はカルダリ生まれです。)


 LサイズT2火薬砲は覚えたものの、ブラスタは覚えておらず。
 そうなると、必然的に、乗りたくなる船は Vargur というわけですね。
 リンク先の画像は建造途中みたいなダサい船ですが、いつかのアップデートから、けっこうカッコいい建造中の船みたいになりました!

 まぁ、Fitは誰もが考えるようなありきたりなしろものですから公開しません。

 High Slot がどうしても余るし、電力不足もあって、Energy Vampire(他の船からキャパシタの電力を奪う)を装備することにしました。



 ということで、次回からは、火薬砲のすばらしさに関するレビューをまとめたいと思います。

 ……ほんとだろうか。