2013年6月16日日曜日

タレットの命中率を格安で安全に上げる方法。

 みなさんこんばんは。
 ZAZENの心はNullの心。
 宇宙の深遠の闇に心の底の空白を重ねることによって、己の精神に新しい無の境地がもたらされるのです。
(なにこのアヤシイ宗教)


 そんなわけで宇宙の果ての暗闇の中、心をNullにして採掘していたところ、Ratに採掘艦を壊された、つららです。
 私の心もお財布も、また一歩、空白に近づきました。ありがとうございます。
 いいえ、全然ありがたくありません。

 そこに鉱石があるから掘っていたのですが。
 そこに鉱石があるせいでワープできずに壊されました。

 鉱石のバカ! バカ!
 こうなったら掘ってやる! 掘ってやる!
 えーい、これでもかぁ~。
 きゃ~! もうやめてよぉ~!
 あはははは!
 うふふふふ!




 ……なにをやっているんでしょうか。
 孤独のあまり、変な白昼夢でも見ているんでしょうか。

 新しい採掘艦ができると、採掘艦は壊れる運命なのでしょうか。
 山は死にますか。海は死にますか。
 風はどうですか。空もそうですか。
 採掘艦は壊れますか。壊れたら作ればいいですか。
 作ったら壊れますか。そうですか、そうですか。

 ええ。
 BPCならまだあるんです!
 船のBPCがあるなら(そしてそこにミネラルがあるなら)作ればいいんです!
 Mexallonなんて、買えばいいんです!
 ミネラルがないなら掘ればいいんです!
 最悪、T3で掘ればいいんです!

 そんなわけで、壊されても壊されても、不屈の精神で同じ船と同じFitを作り続けています。

 そうこうしているうちに、真雪もやってきました。
 つらら的には、真雪がいてもいなくても放浪気分に変わりがないのですが、真雪的には、つららがいるとたいそう嬉しい気がします。
 プレイヤは一緒なのですが、気持ちにずいぶん乖離があるので、これはちょっとした並行人格障害なのではないでしょうか。でも気にしません。



 さて、今日は Legion のタレットです。
 Legion といえば、泣く子も黙る Amarr帝国の T3CL。
 Amarr帝国のタレットといえば、いわずと知れたレーザタレットです。

 ……が。

 どういうことでしょう。
 短距離用高火力兵装としてその地位を定着させているはずのパルスレーザータレット。
 そのトラッキングは、とても遅いのです。

 短距離高火力型タレットはパルス(光学系)/ブラスタ(ハイブリッド系)/オートキャノン(火薬系)と3種類あります。
 私は大型艦を嫌うため、Mサイズタレットを愛用しています。
 では、それぞれのMサイズタレットの特徴を見てみましょう。



Heavy Pluse Laser II(Pluse Laser)
Optimal:12000
Falloff:4000
Tracking:0.081

Heavy Neutron Blaster II(Blaster)
Optimal:3600
Falloff:5000
Tracking:0.12

425mm AutoCannon II(AutoCannon)
Optimal:2400
Falloff:9600
Tracking:0.105



 さて、それぞれMサイズで最大火力を誇るクラスのT2タレットです。
 それぞれの特徴がよく現れていますね。
 上記はスキル/インプラント/弾薬補正のない数値ですから、高威力/短射程の弾薬を使うと一般的に Opt.Rangeは半分になります。

 パルスレーザの場合、かなりの Opt.Range が存在します。
 Falloffは短いため、最大射程は16000~20000m。
 だいたい10kmの位置でも十分な威力を発揮できそうです。
 そのかわり、Trackingは低め。
 
 ブラスタの場合、ダメージ減衰しないようにするには3000m付近で攻撃しなくてはなりません。
 対FGでMWDを使ってOrbitなんてしていたら、命中する気がしませんね。
 最大射程は8600~136000。
 まぁ、10km以内の距離で殴るのは必須といえそうです。

 オートキャノンはダメージ減衰はやむなし、と考えたほうが良い感じです。
 最大射程は120000~21600mですが、ダメージのばらつきは大きく感じます。


 さてもトラッキングです。

 私はブラスタ使いですから、最短距離から殴る戦術を使い続けていました。
 ProteusにFac品の Tracking Computerを3つ(with Tracking Script)を装備し、インプラントも「Tracking5%上昇」を装備してT1(もしくはFac)弾薬を使えば、Webなど掛けなくても SpiderDrone(もっとも小さくてすばしこい、Web+Scramをかけてくる Drone)にも当てる事ができます。

 ところが、パルスレーザのトラッキングは 2/3です。
 これではトラッキングコンピュータなんてつけるだけ無駄です。無駄。
(Weapon Upgradeは、パーセンテージで性能が上がるため、当然ながらもとの性能が高ければ高いほど大きな効果を発揮します)

 さて、いったい Spider Droneを簡単に、かつ格安で撃退するにはどうすればいいでしょうか。

 以前「Tracking Computer のようなアレコレ」という項目で紹介したことがあります。
 敵に対する攻撃を命中させやすくするには、例の4つのモジュールを使えばよいのです。

 結論から言うと、今回のように極短射程(10km以内)においては、Webがもっとも効果を発揮するのは皆さんもご存知の通りです。
 ひとつあたり60%の速度低下は、垂直方向におけるトラッキングを倍ほどの効果にしてくれることに等しくなります。
 また、こちらが交戦距離を優位にコントロールできるのもWebの特徴でしょう。

 欠点は、Fac品や特殊なボーナスを持つ船を使わない限り、その最大射程は10kmほどしかない、ということ。
 もちろん、たいていの短射程兵装ならばこれで十分です。

 よって、Mサイズパルスにおける最適な装備は「Webを積めるだけ積む」で正解となるわけです。

 ミサイル使い/Drone使いの場合、WebとTarget Painterの組み合わせが最適です。



 さて、それでは Proteus に Tracking Computer を3つも装備したのはなぜでしょう。
 高額モジュールを見せびらかしたかったのでしょうか。

 3つの Shadow Serpentis Tracking Computer に Tracking Script をロードして、Heavy Neutron II に T1(Fac)弾薬を詰め込みます。
 トラッキング関連のスキルとインプラントにもよりますが、つらら(ブラスタに特化したインプラントを装着した個体)がこれを使用すると、Tracking が 0.457 になります。
 Spider Drone ほどの小さな目標でも、400m/s ほどに速度を落としていれば、至近距離であたるのはこういう理由があります。
 しかし、Spider Drone は10km以内に必ずやってきますから、Web×3なら、スタッキングペナルティを考慮してもよほど効果があるはずです。

(※スタッキングペナルティ:Stacking Penalty。同種の効果を発揮するモジュールを複数使用すると、2つ目以降のモジュールは効果が減衰する。この効果は累積し、4つ目以降になるとそのモジュールを搭載する意味がほとんどなくなってしまうほどである)

 実はT2ブラスタには、長距離用T2弾薬「Null弾」があります。
 先の Tracking Computer×3に Optimal Range増幅スクリプトをロードした場合、Null弾は30km以上先の目標にダメージを与えることが可能になります。
 普段なら5kmほどの距離で戦闘をしているブラスタ艦にとって、30kmの射程は絶大です。

 ある時期から Drone を射出してもNPCがたびたびこれを攻撃するようになりました。
 そのため私は Proteusでは、Droneをほとんど使わなくなってしまったので、なおさらです。
 そうでないならば、Tracking Computer と Target Painter と Webを併用すれば、スタッキングペナルティも発生しませんから、むしろ有利になるでしょう。

 しかし、Target Painter と Webは、ターゲットごとに毎回起動する必要があります。
 Tracking Computer は状況に応じてスクリプトを交換する必要はありますが、ターゲットごとに起動する必要はありません。

 このあたりは、武装や船のボーナス、スキルやインプラント、得意とする戦術によって使い分けるのが適切でしょう。

 そういうわけで、私の Legion は現在、Web(T2ですらない)を3つ装備しています。

 採掘艦は今でもときどき危ない目に遭いますが、真雪の採掘艦も二人の予備もできました。

 元 Flat Sleeperのメンバも一人やってきましたので、ZAZENの境地をもっと宇宙に広めてゆきたいと思います。

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