2014年11月25日火曜日

火薬砲を撃ち放て。(火薬砲弾の属性について)

 以下は2014年の始めか、2013年の終わり頃に書いたものです。

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 Marauder の操艦にも慣れてきた。
 高機動傾向にある Minmatar の Vargur とはいえ、ベースはBS。基本は巨大で鈍重な機体だ。

 それに Marauder の性能をフル活用するならば Bastion モジュールの装備と稼動は必須といえるものの、それによってこの巨大な艦は、動かぬ砲台と成り果てる。
 もちろん、もちろん、Bastion モジュールは機動性を犠牲にして余りある性能を提供してくれる。
 ただ、モジュールのスイッチを切り忘れたがために、しばらくその場所に釘付けになることは日常茶飯事のようだ。

 そうそう、Marauder が変形することを知らなかった私は、FS Public CH のゲストからそれを教わり、まじまじとアップで見た。(一度だけだが)


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※ Marauder:
 強襲型(T2)BS。
 攻撃/防御とも高い性能を誇る上、積載量も多い。


※ Vargur:
 Minmatar の誇る強襲型BS。
 アップデートによって外観が改修され、以前の「作りかけ」感はほとんどなくなった。


※ Bastion Module:
 Marauder にのみ装備可能な特殊兵装。
 High Slot に装備する。
 もともと Marauder クラスは4門までしか武装を装着できないので余裕はあるだろう。

 船体各層の全属性耐性を向上(各層それぞれ30%ずつ)。
 リペア能力を向上(100%上昇)。
 船体制限を無視し、最大ロックオン数を13まで上昇(キャラクタスキルを上限とする)。
 武装の射程を延長(タレットは有効/最大射程がそれぞれ25%、ミサイルは速度が25%上昇)。
 ほとんどの電子戦モジュールによる影響を無効化。

 ただし、モジュール起動中は船が移動できない。
 てこでも動かなくなる(誰が宇宙空間でテコを使うのかは知らないけれど)。

 稼動するとちょっとだけ変形するので、オトコノコならきっと気に入るんじゃないだろうか。

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 でも、Vargur の変形。
 大切な放熱フィンに覆いをしてしまうことになるのだけれど、よいのでしょうか。
 これって、どんな設計思想なんだろう?


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※ 放熱フィン:
 Minmatar のほとんどの船はセイル状の可視光透過性薄膜パネルが装備されている。
 このパネルは、かの Amarr帝国の主要兵装、レーザー兵器の電界拡散および熱放射を目的とした標準的な装備らしい。
 いっぽう、Vargur が Bastion モジュールを稼動すると、フィンの半分ほどを覆うように可動式の追加装甲が展開される。

 ……いや。だからそれ。
 しないほうがいいんじゃないの?

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 さて、今回は火薬砲です。火薬砲。
 いまさら火薬砲? と蔑む目つきで私を見ているそこのアナタ。

 そういうのやめてください。
 私はMかSかと尋ねられたらNと答えます。

 しかし、まあ。ええ。
 いまさら火薬砲です。

 ちょっとだけ、タレットの特徴も含めておさらいしてみましょう。


【火薬砲の特徴】
  • 属性が選べて豊富。
     火薬砲以外のタレットにレーザービーム(パルス)とレイルガン(ブラスタ)があります。
     しかしこれらはいずれも属性が固定されています。
     (レーザーは電気と熱。レイルガンとブラスタは貫通と熱)
     ほかのタレット同様、火薬砲にも豊富な(豊富すぎるほどの)弾種がありますが、前述のレーザのレンズやレイルガンの弾薬のように、ダメージ係数と射程とトラッキング、だけではなく、属性が変化します。
     具体的な詳細は後述しちゃうぞぅ(口調が変)。
  • 着弾が早い。
     これはタレットすべての特徴です。
    「属性を変更したいならミサイルでいいじゃない」と多くのミサイラは口をそろえて言うことでしょう(私だってミサイルを使っているときはそう言います)。
     でも、ミサイルは着弾までに時間がかかります。
     ターゲットが遠方にあるほど、無駄弾を撃つ可能性は高くなります。
     至近距離戦闘をしている場合でも、あなたやわたしのミサイルはときおりターゲットを見失い、宇宙の彼方へ旅立ってゆきます。
     あなたやわたしの大切かつ貴重で高価な、T2弾やFac弾が宇宙の彼方へ飛んでゆくのを、わたしたちは黙って見守る以外、方法がないのでしょうか(ありません)。
     火薬砲はタレットなので、撃ったら即着弾します。
     外すことはありますが、着弾レスポンスについてはミサイルなど遠く及びません。
  • 遠方なら小型艦も倒しやすい。
     これは大型タレット特有の特徴です。
     ミサイルは爆発速度や爆発半径が固定のため、大型ミサイルの大規模(で遅い)爆発は、小型艦にダメージを与えにくくなります。
     これは相互の距離や角速度には関係ありません。
     大型のタレット弾薬も、小型艦に対してなかなか当てにくい(トラッキングも、信号サイズも)ですが、例によって例に漏れず、直線状に近づいてくる(あるいは遠ざかる)標的のトラッキングはきわめて小さくなるため、ダメージを与えやすくなります。
     BC/BSクラスが相手なら、集団の渦中に飛び込んで逃げ散る標的を撃つことができますが、FG相手の場合は遠方に構えて、近づいてくるものを撃ち落すのがよいでしょう。
  •  Opt.Range(有効射程)は短く、Falloff(減衰射程)が長い。
     これはタレットのうちでも火薬砲に顕著な特性です。
     レーザー兵器やレイルガンの場合、ダメージ減衰のない Opt.Range が大きく、減衰域である Falloff が小さいのですが、火薬砲は真逆で、Opt.Range はわずかで、Falloff が大きくなっています。
     Falloff が大きいということは、必然的にダメージのばらつきが大きくなります。
     合計射程そのものは、全体に距離が長めです。


【弾薬の種類とNPC】

 では、実際にどのようなシーンで、どのような火薬砲が実用的なのでしょうか。
 まずはお馴染み弾薬情報を見てみましょう。

http://wikiwiki.jp/eveonlinejp/?System%2FWeapon%2FProjectile%20Turret#s5827c8b


 なんだかすごい種類がありますね。
 それぞれ Opt.Range 修正と Tracking 修正があって、高威力のものほど Opt.Range が短いことになります。
 これが最初の悩みどころです。
 これだけの種類の弾薬の中から、相手の特性や状況に合わせた弾薬をたったひとつ、選ばなくてはなりません。


 NPCの苦手属性はこれです。

http://wikiwiki.jp/eveonlinejp/?Military%2FNPC


 さて、あなたならどうしますか?



 Angel は Exp 属性。
 Sansha と Blood、Drone は EM 属性。
 Serpentis と Mercenaries は Therm 属性。
 これらの属性を得意とする高威力弾は簡単に見つかると思います。

 私のように射程や防御よりも威力を優先する(=船をすぐ燃やす)人間にとって、必要な弾薬はこの3種類だけです。
 言うまでもなく、EMP(EM) / Fusion(Exp) / Phased Plasma(Therm) です。

 でもでも、Kin 属性のNPCに対してはどうするの?

 確かに、Kin 属性の弾薬 Titanium Sabot が、あります。
 威力が中程度のグループに属していて、トラッキングに20%のボーナスがあります。
 
 が、威力が低いので出番がありません。
 実際に、EoM や Mordus を相手に使用した場合、Phased Plasma のほうが高いダメージをはじき出します。
 Guristas のごく一部には Kin 属性以外ではあまりダメージが計上できないNPCもいますが、ほとんどの場合は Phased Plasma で事足ります。



 よって火薬砲で必要な弾薬は、基本的にたったの3つ、ということになります。

 ちなみに、長射程弾薬についてですが、射程修正は Opt.Range に対してのみです。
 火薬砲は、短い Opt.Range と 長い Falloff が特徴の武装ですから、長射程ボーナスなんてものはただの気休めです(たぶん)。



 さぁ、ここまで分かったらもう大丈夫。
 あとはバンバン撃ちまくりましょう。
 気分はマカロニウエスタン(古いって)。
 ガンマン気取りで蜂の巣にしたりされたりしてみましょう。

 ただし火薬射撃の反動にだけは十分注意してくださいね。

2014年8月4日月曜日

ステーションゾンビがやってきた ヤァ!ヤァ!ヤァ!

 はい、みなさんこんにちはー!(こんにちはー!)

 やってきましたステーションゾンビ。今月はわたくし、如月つららがお送りしております。

 私の愛しいMac(2008版)がとうとう6年目にしてご昇天召されまして。
 以来、ステーションにすらログインできない状態が続いております。

 すなわち私、如月つららのタマシイは今現在、遠く離れたオールドアースはヤポネの片田舎にて、椅子に座ってぼやーんと白昼夢におぼれているだけなのです。

 ステーションの私のカラダは元気かしら。
 真雪はいつものとおり、ぼけら~、としているのかな。
(そしてゾンビ化しているのかな)
  FSのPubCH(チャットCHのこと)は、無人になっているのかなぁ。
 みんな元気かなぁ。なにせ2ヶ月以上は顔も出していないわけだし。
 スキルキューもからっから、だし。
 ステーションにこもっている私のカラダは、タマシイが抜けているこの2ヶ月の間、いったいどうやって過ごしているのだろう。
 ポッドの羊水の中でぷかぷか浮いているのだろうか。
 だとしたら、またお肌がぷるぷるになってしまう。いや、それは嬉しいことか。
 しかしあの、殺風景でGeekyな部屋のソファに座っているのだとしたらどうだろう。
 Quafe(Podパイロットの間では一番有名で、一番売れていて、一番人気があり、一番飲まれている清涼飲料水)しかろくな水分のないあの部屋で、私はゾンビになっていないかしら。

 そんなわけで、ステーションゾンビと化しているであろう私、如月つららの肉体に代わり、オールドアースで長期休暇中の如月つららのタマシイが、FTL通信的なサムシングを用いてみなさんにお伝えしているわけです。はい。



 ああ。
 かわいいかわいい、ぷにたんに乗りたい。
 ぷろてうにゃであれこれぶん殴りたい。ブラスタでぶん殴りたい。殴って動かなくなるまでブラスタで殴りたい。血も出なくなるまで殴りたい。灰も燃え尽きるまで殴りたい。
 あとあと、テングで(そんな攻撃効かないもんね)ってしたい。
 火薬砲で、あれこれ壊したい。
 でもでも、やっぱり殴るならぷろてうにゃに乗りたい。乗って殴りたい。
 でもだけど新しい工場の様子を確かめてみたい。
 なにより、スキルくらいセットしたい。

 暗闇を眺めて、マーケットを覗いて、エージェントと冗談を言い合って、知り合った仲間と卑猥な冗句で盛り上がって、ステキFitに思いを馳せて、高額モジュールを買って詐欺られて、生産販売でそれを取り返しつつ、ミッションで残骸を漁って、飽きたら遠い土地に飛び立って。

 そんな日々が今は遠い。

 なぜなら、私はステーションゾンビだから。
 ステーションゾンビでカサッカサに乾燥しているから。
 カサッカサになってタマシイが抜けてしまって、そのタマシイはオールドアースのヤポネのあたりでぼけら~、としているから。
(どこかからステキなパイロットが現れて、私(の干からびた肉体)をポッドの羊水に漬けてくれれば、prprに戻る(かもしれない)けれど)
 それでもIRLが地獄のように忙しいから。
 結果としてなかなかログインができなくて、ブラスタでぶん殴る日々を夢見るしかないのだ、今は。



 でもでも、火薬砲とNPCとの相性について、次回はちゃんとレクチャーしちゃうぞ!
 船に乗れなくても、特性はちゃんとアタマの中(タマシイのハートの中)に残っているのですから。

 問題は、廉価版のいい加減なPCを買うべきか、それともなじみのマシンを修繕するべきか、あるいは相変わらずのハイスペックマシンを諦めずに狙うべきか。

 オールドアースはヤポネ。その夏は、今年も暑いのでした。

 みなさん、IRLともに干からびてステーションゾンビになったりしないように、気をつけてくださいね。

 それでは次回の放送をお楽しみに!
 See you next time, bye-bye !

2014年3月2日日曜日

火薬砲BANZAI-予告編

 戦争になると、私はすぐに逃げる。
 今回、2度も同じ相手から宣戦布告された私は、退避用の会社を設立し、FSに代わりのCEOを用意し、真雪もろとも、そそくさと移籍した。

 手間は掛かるが、HighSecでの交戦が許されるのは戦争が受理された(宣戦布告されて実際に戦争状態に入った)Corpどうしのはずだから、他社への移籍は悪くない選択だと思ったのだ。
 実際、その後に宣戦布告されることも、襲撃を受けることもなかった。

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 EVE Onlineでは、最終的なコンテンツレベルが、どうしてもPvPを含むように設計されているという。
 これはおなじみで、多くの人が言うところだ。
 人が誰でも幸せを探す旅人であるように、よりよい資源、よりよい環境をもとめて、人は宇宙をさまようのだ。

 これだけ宇宙が広いのに、それにもかかわらず、それでも資源は有限なのだ。

 だから、そのエンドレベルのコンテンツにおいて、競争し、対立し、略奪しあうのは必然なのだろう。

 PvPがエキサイティングな経験であることは知っている。
 PvPによって、ゲーム内の経済が活性化することも分かる。
 ゲームデザインの中で、PvPが重要な意味合いを持つことも、エンドレベルコンテンツであることも必然だと思うし、デザイナたちが「PvPをするべきだ」と言い放ち、それをあたかも免罪符のようにして他者に襲撃する人たちがいることも、必然だろう。

 だからなおさら、私はPvPをしたくない。
 もっと精確にいえばPvPを「強制されたくない」。

 冗談交じりに「Kamikaze Corp にしちゃおうか」なんてことを言うことはあるけれど、降りかかる火の粉を払うことさえも、私はできればしたくない。

「それはCCPのゲームデザインにそぐわない」と言われるなら沿わなくて結構。
 私はCCPに遊ばされるのではなく、EVEで遊んでいたい。

「PvPはエキサイティングだ」というのだから、時折(火の粉を振り払う程度に)してみることはあるけれど、やはり肌に合わない。

「すべてのゲームコンテンツを楽しむ上で絶対必要だ」とはいうものの、私は今のプレイに飽きることもなく満足している。

 もちろん自分からしたくなったら私はするだろう。
 けれども、それまでは誰にも(たとえゲームデザイナであろうとも)それを強制されたくないし、されるいわれもないと思っている。

 たしかに売られた喧嘩から背を向けるのは、みっともないかもしれない。
 それでも私は逃げる。

 したくないことを強要されて従うのは、自分でしたいことが分からないのと同じくらいみっともないことだ。
 PvEが好きなことは、PvPを敬遠することは、そんなに恥ずべきことだろうか。
 私はそうは思わない。

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 というわけで、以前のアップデートで強化された Marauderクラスに乗ってみることにした。
(詳細は当該ページで「バッションモジュール」「ヴァーガー」の単語で検索してみてください)
 まさかのT2BSである。

 なぜ「まさか」なのかというと、私はBSのことを「大きくて鈍くさい棺桶」程度にしか認識していなかったからである。スキルも重いし。
 T3CLをはじめ、CL/BCクラスに特化したスキル学習をして暮らしていたので、なおさらBSが苦手だ。

 が、たまたま火薬砲のスキルを Machariel で覚えるうちに、Minmatar と Gallente のBSもL5にしてしまった。

(ちなみに、なんどでも宣言しておきたいが、私はカルダリ生まれです。)


 LサイズT2火薬砲は覚えたものの、ブラスタは覚えておらず。
 そうなると、必然的に、乗りたくなる船は Vargur というわけですね。
 リンク先の画像は建造途中みたいなダサい船ですが、いつかのアップデートから、けっこうカッコいい建造中の船みたいになりました!

 まぁ、Fitは誰もが考えるようなありきたりなしろものですから公開しません。

 High Slot がどうしても余るし、電力不足もあって、Energy Vampire(他の船からキャパシタの電力を奪う)を装備することにしました。



 ということで、次回からは、火薬砲のすばらしさに関するレビューをまとめたいと思います。

 ……ほんとだろうか。

2013年12月2日月曜日

ひゃっはー、戦争だ!(副題:「つぉ」のススメ)

 EVE宇宙でのんびりぼんやりとお過ごしの皆さん、こんにちは。
 今日も放浪生活をエンジョイしてますか?
 私はしています。エンジョイしています。

 今回のアップデートで追加されたSoE(Sister of Eve)が開発した、探索向きのFGおよびCLについては、アップデートが導入される以前から話題になっていたことと思います。

 IRLは相変わらず多忙ですが、私もそろそろSoEのLPを集めてBPCくらいゲットしようかな。ゲットしちゃおうかな。とうさん、がんばっちゃおうかな。

 とか思って最寄のSoEエージェントのところに赴いて「最近なんだか忙しそうじゃない? 私も仕事を紹介してほしいんだけど」なんてブラスタ片手に話しかけてみたのです。

 あまねくEVEのあちこちで、八方美人にエージェントと仲良くしている私ですから、当然のようにお仕事をいただくことができました。
 そして2日ほど経ったある日。

 いきなり Flat Sleeper は宣戦布告を受けました。

 おお。
 これが噂の「SoEでちゃらちゃらミッションしてるグズども(私のことか!)に戦争をふっかけて、あわよくばバカども(私のことか!)を食い物にしてやるぜローラー作戦」のようです。

 はい。
 PvPがニガテな、グズです。すいません。
 Proteus でブラスタを撃つことにヨロコビを見出しておきながらも、PvEで今日も明日ものんびりぼんやり赤十字だけを追いかける日々を送るつもり満々です。
 対人とか怖いですよコワイ。きゃー、こわい(棒読み) 。

 ということで、SoEのエージェントには「短い間だけど親切にしてくれてありがと、じゃね」と短い挨拶もそこそこに、とっとと拠点に逃げてきました。フレイタで。
 Kamikazeおそるべし、なのですが、まぁ、なんとかなるだろ~? とか思ってステーションから出たものの、ワープインまでの時間が今まで以上にかかるものですから、すごく緊張しました。

「今、誰かに襲われたら、私の大事な2隻のT3と装備一式(と、ごみみたいなLoot品の数々)が燃えてしまうのね!」とか思ったらそりゃ緊張します。
 ワープインのときの重力子放射の副次作用のように、視界のまわりがチカチカしてきて、手足の指先がしびれました。
 緊張のあまり。

 なんていうか、こう。
 大きいほうの排泄を、ずーっと我慢してると、こういう感じになりません? なりません?
 力が入らなくて、しびれて冷たくなってきたり、しません? しません?

 そんな小心者の私が、PvPとかムリですよ、ムリ。
 Angelが装甲に穴を開けてきただけで、ビビって、Podのなかでちょっと漏らしちゃう(大きいほうではありません)くらいのビビりですから、PvPとかムリですよ、ムリ。

 だから、戦争期間中は引きこもります。
 The Skill Online。略してTSOですよ。読みとして最適なのは「つぉ」ですよ、「つぉ」。

 というわけで、一週間の「つぉ」生活に入りたいと思います。
 みなさんごきげんよう、また来週!

2013年11月26日火曜日

放浪は続く。

 春からIRLが多忙になり、日記の記録はおろか、プレイ時間は減少し、ログインさえままならないことも多くなってしまった。

 Null領を撤退したのは夏の終わりの頃だったろうか。

 High Secに戻ってきた私と真雪は、ふたたびエージェントたちをからかったり、ご機嫌を取ったりしながら、Corpの維持を続けている。
 なにせオフィスが6つくらいあるのだから、維持費を稼がないと、という意味不明な目的意識だけが私たちの行動の動機になっているんじゃないかと心配にさえなる。

 そんな、生きているんだか死んでいるんだか分からないような Corpなのに、先日、新しいパイロットが参加した。
 世の中には不思議なことがあるものだと思う。

 私と真雪以外のメンバのほとんども、生きているんだか死んでいるんだか、ときどきログインしてはスキルを覚えてふたたび眠りに就いている様子だ。
 とはいえ、新メンバの紹介くらいはメールでしておこう、と思ってメールを送信したら、24時間以内に4人くらいから返事がきた。
 なんだなんだ。
 みんな生きているんじゃないか(笑)。

 世の中には不思議なことがあるものだと思う。

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 アップデートでまた新しくモジュールやらが加わり、艦船の調整が入った。

 真雪は相変わらず「Rattle Snake」に乗って Drone をもてあそんでいるし、私は「Proteus」と「Loki」を主力に飛び回っている。
 Null では T3CL「Legion」にたいそうお世話になったものだが、HighSecだとやっぱりあの「死んだ鳥」みたいな風貌といい、T1レンズなら弾薬費はかからないけれど役に立つ場面が限られている武装といい、ぱっとしないのでそのへんに放り出してある。

「Tengu」も持ち歩いてはいるが、ミサイルはやっぱりあまり好きではないから、ついつい前述の2隻が私の主力なのだ。

 それでもいくつか、乗ってみたい船が出てきた。

 まず「Eos」。
 これはT2BC(Battle Cruiser)なのだけれど、Gallente の DroneBC 「Myrmidon」をベースにしている。
 今までは各国とも、T2BCになるのは2種類あるうちの一方(Gallenteの場合「Brutix」)だけだったので、見た目にも退屈だったのだ。

 ただ、私は、Drone艦との相性が、地味に悪かったりするのだけれど。

 あと、EFTで調べたら「Proteus」に乗っているときのDPSが、900を超えることもあると判明した。
(Void弾とDroneを併用する組み合わせで)

 PvEばかりの私にとっては、属性のほうが大事だけれど、いつかのように Proteus だけですべてのミッションに挑戦するのもいいのかな、と思ったり。

 あるいはそろそろT2BSにも乗ってみたいなぁ、と思ったり。

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 Gallente と Minmatar の境目の宙域を、かなり手広く漂っている私たちは、呆然と今後のことを考えているようで、やっぱり考えていないのかもしれない。

 パイロットとしてデビューしたてのころは、寝る間も惜しんでがつがつとプレイしていたけれど、長く付き合っている恋人同士のように、ほどよい距離でのプレイをずっと楽しめるのもこのゲームのよいところなのだろう。

2013年7月10日水曜日

それでも不屈の精神を

 POSが燃えた。
 POSが燃えて、船が盗まれた。
 ログインした直後、そこには、ぽっかりあいた虚無だけが残っていた。

 私の作った採掘艦4隻。
 私の作った輸送艦1隻。
 私の作ったサルベージ艦1隻。
 私の作った戦闘艦1隻。
 私の作った探査艦1隻。

 私の作らなかった艦船、3隻くらい。

 ああ。
 なんということだろう。

 ポッドの溶液が、失意と恐怖でその温度を急激に下げたように感じる。

 逃げるようにしてOPへジャンプを繰り返す。
 System 内には私と真雪しかいないけれど、何者かに追われるような、不気味な感覚が肌を覆う。

 OPに入って、ぐったりと艦長室のソファに横になる。
 いったい、これからどうすればいいのだろう。

 真雪などは魂が抜けたような表情で、うつろに虚空を眺めている。
 私たちが戦闘で使っている艦船は無事だが、失ったものは多い(気がする)。

 おそらくはWHからの侵入者がこぞってPOSを襲撃したのだろう。
 なんという不注意。
 なんという無防備。

 POSにそれだけの艦船を停泊させたままにしていたのは、すべて私の失策だ。

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 ふと Ship ハンガに目を移す。

 ああ。

 この期におよんで、まさか。

 なんということだろう。

 採掘艦が2隻、出来上がっているではないか。

 装備も一式、ころがっているではないか。

 Rigまでご丁寧に出来上がっているではないか。



 ぐったりうなだれた真雪に声をかける。
 彼女は蒼白な顔を重たそうに持ち上げ、私のいるあたりを見つめる。
 その瞳は、ブラックホールのように光を失っている。

 私たちは譴責を受けた末、追放されるかもしれない。
 けれども、それまでは、できることがあるのだ。



 真雪はOPを出る私に、しぶしぶついてくる。
 私は採掘をする。
 真雪はその護衛をする。

 今までより慎重に。
 今までより的確に。

 目の前には鉱石があり、OPには生産ラインとBPCがある。
 一晩掘って、採掘艦をさらに3隻製造することができた。



 そうだ。

 私たちは無力なんかじゃない。

 忘れてはいけない。

 私たちは無力なんかじゃない。

 失敗にうなだれたあとは、同じ失敗を繰り返さないように、糧にして立ち上がればよいのだ。



 ……でも。
 BPCが尽きたらどうしよう。
 今はそれが心配だ。

2013年7月9日火曜日

あなたのZAZENはDPSに貢献しない。

 Nullの静かな宇宙での日々は、私の心を優しく癒してくれる。
 そこには競争も執着もなく、ただただ心のおもむくままに船に乗るという、私がPod Pilotになりたいと思ったすべてがあるのだった。

 DPSも Bounty も、DED品もFac品も、そこではたいした意味を持たない。
 ただただBPC(あるいはBPO)があり、鉱石の採掘と、そしてときどきそれを妨害する、ちょっと風変わりな(だからといってことさら憎らしいわけでもない)Drone。
 ときどき襲撃を目的とした船が迷い込んでくることもあるが、これも蚊のようなものだ。
 遠くに戦火が上がっているというリポートも漏れ聞くが、それでも、私の採掘艦の半径50kmは、だいたい静謐で平和だ。

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 しかし、このまま闘争のない日々に埋もれてしまうわけにはいかない。
 なにせ、誰も石なんて買わないのだ。
(できたものだってたいして売れないのだから当たり前だ)

 私はこの星系を借りている家賃を納めなくてはならない。
 家賃滞納すなわち退去。
 世の中お金よおカネ!

 そんな世知辛い実情が、じりじりと、私の情報伝達プラグを加熱させる。
 Wallet情報を開く。
 数日で数mil増えて、数十mil減っている。

 マイナスだ。
 超マイナスだ。
 マイナスを超えるマイナス。すなわち超マイナス。
 それってプラス? いいえ、マイナスです。

 マイナス概念のゲシュタルト崩壊を尻目に、私は私(と妹の真雪)の財政を立て直す必要を感じた。

 Nullは楽しいかと尋ねられたなら、私たちは間違いなく「もちろん!」と答えるだろう。
 しかし、Nullは儲かるかと尋ねられたなら、私たちは間違いなく「え、いや、まぁ、そういう人もいるらしいよね」くらいの、台風の後の田んぼに向かう用水路を伝う水のような非常に濁った答えを出すだろう。
(Caldari生まれの私が、どうしてオールドアースの、ましてその小国であるヤポネの糧食生産文化とその風景に詳しいのかについて、皆さんには教えられない)

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 この地で即金になるといえば、強盗か、Drone退治だ。
 強盗は無理だ。
 私は他者の介在を極力避けているから。
 いわばPod引きこもり。
 Caldari生まれでCaldariを避けるように出て、今ではNullで石を掘っていますが本当はブラスタ使いです。

 なにこの「おたずねもの感」。

 とにかく、強盗はお金にしづらいので、Drone退治です。
 簡易サイトもごろごろ浮いています。
 たまに数十milの賞金がかかっているレアなDroneBSも出現します。

 というわけで、これをちまちま倒していました。
 相変わらず、私は接近してパルスを照射(通称:近づいて殴る)。
 真雪ははるか彼方からDroneにて支援(通称:見守り係)。

 と、あるとき、サイトの攻略を終えたときにダイアログメッセージが出ました。

「なんだか、真雪が特殊なサイトへの入り口に関する情報を入手したらしい(意訳)」というもの。

 な・る・ほ・ど。

 これはなんだかオタカラのかほりが、ぷーんと匂い立ちます。かほりますよ。

 ということで、特殊なサイトの入り口情報がジャーナルに記載されているので行ってきました。

>>>



 というこの日の日記は、このままぷつりと途絶えている。

 うん。
 覚えてる。

 翌日、実際にサイトに出かけて、Mother Drone(ウツボカズラのお化けみたいなの)を相手に、真雪とふたりだけで1時間くらいかけて戦って、たいした報酬は手に入らなかったんだよね。
 ZAZENの心で心身滅却しても、ろくにダメージが入らなくて、本当に苦労したんだよね。

 ひたすらひたすら、レーザーをピンピン撃ちつづけたあの退屈な1時間と、手に入ったカスカスのアイテムやらDrone鉱石やら変な箱やら。

 うん。

 だからきっと、公開しなかったんだよね。